購入保留機能のテスト(日本未対応)
購入保留機能のテスト(日本未対応)
購入保留機能は、Amazon Kidsで使用を開始できます。子どもは購入リクエストを行うことができ、それを親が自分のデバイスで非同期的に確認および承認します。Amazon Kidsの詳細については、ヘルプ記事のAmazon Kidsとは何ですか?を参照してください。
購入保留機能をテストするには、このページの手順を実行します。購入保留機能は、非消費型アイテムと消費型アイテムのアプリ内課金でのみサポートされています。購入保留では定期購入型アイテムは使用できません。
Amazonのアプリ内課金(IAP)APIのほかの機能をアプリに実装する方法の詳細については、Appstore SDK IAPの実装を参照してください。購入保留機能の実装方法の詳細については、購入保留機能の実装を参照してください。
前提条件
このガイドでは、以下が必要です。
- Fireタブレットデバイス
- Android Studio IDE
Appstore SDKのダウンロード
Appstore SDKは、SDKのダウンロードページでダウンロードできます。このダウンロードには、JARファイル、APIドキュメント、サンプルが含まれています。
購入保留機能の実装
購入保留機能をアプリに実装するには、購入保留機能の実装の手順を実行します。その後、このページに戻り、次のセクションに進みます。
App Testerを購入保留機能用にセットアップする方法
App Testerは、アプリをAmazonアプリストアやライブアプリテストにアップロードする前に、アプリ内課金フローをローカルでテストできるツールです。このセクションでは、App Testerをインストールする方法と、App Testerを使用して購入保留機能をテストする方法を説明します。
詳細な手順を参照するには、次のボタンをクリックしてください。
App Testerのインストール
App Testerは、Androidモバイルデバイスで動作する無料アプリです。AmazonアプリストアからApp Testerをダウンロードします。
重要: App Testerはデバッグバージョンのアプリでのみ動作します。リリースバージョンのアプリで使用することはできません。Amazonアプリストアのライブアプリテストからダウンロードしたバージョンのアプリを使用している場合は、それをアンインストールしてからデバッグ版をインストールしてください。
このセクションでは、App Testerをセットアップする方法を説明します。
サンドボックスモード
サンドボックスモードをオンにするには、次のコマンドを実行します。サンドボックスモードでは、通常はAmazonアプリストアクライアントに送信される呼び出しが、App Testerクライアントに送信されます。
adb shell setprop debug.amazon.sandboxmode debug
サンドボックスモードを終了する場合は、次のコマンドを使用します。
adb shell setprop debug.amazon.sandboxmode none
IAP JSONファイルのアップロード
App Testerには、テストするアプリ内課金のJSONリストが必要です。開発者コンソールで以下の手順に従ってJSONファイルを自動的に作成できます。
- 開発者コンソールにログインし、アプリを選択します。
- アプリの [アプリ内課金(IAP)アイテム] セクションに移動し、アイテムをまだ追加していない場合は追加します。
- [IAPをエクスポート] > [JSON] を選択します。
- ファイルが生成されると、それをダウンロードするためのリンクが表示されます。ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルの名前を
amazon.sdktester.json
にします。
- 次のコマンドを使用して、このファイルをデバイスのファイルシステムの
/sdcard/
フォルダにコピーします。
adb push <path to json file>/amazon.sdktester.json /sdcard/amazon.sdktester.json
正常に完了すると、次の画像に示すように、IAPアイテムがApp Testerの [IAP Items in JSON File] タブに表示されます。
App Testerの構成方法の詳細については、App Testerをインストールして構成する方法を参照してください。
App Testerでの購入保留機能のテスト
このセクションでは、App Testerの購入保留フローについて説明します。
購入のリクエスト
アプリを開き、IAPアイテムを選択して購入を開始します。アプリで購入保留機能が有効になっている場合、表示されるダイアログに [Request Purchase] ボタンが表示されます。
[Request Purchase] をタップしても、すぐにアイテムを購入することはできません。代わりに、リクエストは転送されて承認または却下されます。実際のユーザーエクスペリエンスでは、このリクエストは親または保護者に送信されます。このテストでは、App Testerでリクエストを管理できます。
購入リクエストの管理
購入がリクエストされたら、App Testerの [Manage Transactions] タブから承認または却下できます。
App Testerを開き、[Manage Transactions] を選択します。保留中のトランザクションには、リクエストを承認または却下するオプションが表示されます。
[Approve Request] を選択すると、そのアプリ内課金(IAP)アイテムが購入されます。IAPのフローはほかの通常購入アイテムと同じように進み、アイテムの付与が行われる必要があります。
[Decline Request] を選択すると、アプリ内課金がキャンセルされます。
ライブ統合テストのセットアップ
アプリに購入保留機能を実装し、App Testerを使用してローカルでテストしたら、ライブ統合テストを開始できます。
注: 開始する前に、次のコマンドを使用して、デバッグ版アプリとApp Testerをアンインストールします。
adb uninstall <デバッグアプリパッケージ>
adb uninstall com.amazon.sdktestclient
テストをセットアップして実行するには、次の手順に従います。
- 親用プロフィールと子ども用プロフィールを使用してAmazon Householdを作成します。
- 購入保留コードがあるアプリのバージョンで、ライブアプリテストをセットアップします。
- FireタブレットのAmazon Kidsアプリで、子ども用プロフィールにアプリを追加し、アプリ内課金を有効にします。
- 子どものエクスペリエンス内でIAPを開始し、購入保留フローをテストします。
詳細な手順を参照するには、次のボタンをクリックしてください。
Amazonアカウントの作成
Amazonアカウントを持っていない場合は、マーケットプレイスのAmazonウェブサイト(Amazon.comなど)にアクセスしてアカウントを作成してください。[アカウント&リスト] にカーソルを合わせて、[ログイン] ボタンの下にある [新規登録はこちら] をクリックします。
重要: テストするFireタブレットは、このアカウントで登録する必要があります。
子ども用プロフィールの追加
子ども用プロフィールは、AmazonウェブサイトまたはFireタブレットから追加できます。
方法1: Amazonウェブサイトから子ども用プロフィールを追加する
- ログインし、[アカウント&リスト] にカーソルを合わせて、[アカウントサービス] の下にある [アカウントサービス] をクリックします。
- [お買い物プログラム] までスクロールし、[Amazon Household] をクリックします。
- [Add a Child] をクリックします。子ども用プロフィールは最大で4つ追加できます。
方法2: Fireタブレットから子ども用プロフィールを追加する
- Fireタブレットで、親用プロフィールからAmazon Kidsアプリを起動します。
- 画面の指示に従って、子ども用プロフィールを追加します。
子ども用プロフィールを追加すると、デバイスでAmazon Kidsアプリを起動したときに、新しく作成されたプロフィールが表示されます。
ライブアプリテストの作成
Amazonアプリストアのライブアプリテスト(LAT)機能を使用すると、Amazonの本番環境でアプリをテストできます。LATでは、アプリをFireタブレットに配信し、アプリ内課金をテストできます。デバイスをセットアップするには、以下の手順を実行します。
- 開発者コンソールのダッシュボードに移動してアカウントにログインし、アプリを選択します。このアプリがまだアプリ一覧にない場合は、以下の手順に従います。
- 上部のナビゲーションバーから、[アプリ&サービス] > [マイアプリ] の順にクリックします。
- [新規アプリを追加] > [Android] の順にクリックします。
- [新規アプリの申請] ページに必要な情報を入力し、[保存] をクリックして手順2に進みます。
- アプリ名の下にある [ライブアプリテスト] をクリックします。
- [新規ライブアプリテストを作成] をクリックします。
- 購入保留コードを変更したバイナリファイルをアップロードし、フォームに入力します。LATの使用方法の詳細については、ライブアプリテストの開始方法を参照してください。すべての必須フィールドに入力したら、[申請] をクリックします。
注: 必ず、Fireタブレットに登録されているAmazon Householdの親アカウントにテスターの招待を送信してください。
- ライブアプリテストに招待されたことを知らせるEメールが届きます。Amazonウェブサイトへのリンクをクリックすると、アプリのECサイトに移動します。または、次の手順でアプリのECサイトに移動することもできます。
- マーケットプレイスのAmazonウェブサイト(Amazon.comなど)にアクセスします。
- 上部のナビゲーションバーの [すべて] メニューをクリックします。
- [デジタルコンテンツとデバイス] から [アプリライブラリと端末の管理]、[定期購読] の順に選択します。
- テストアプリを探して選択し、そのアプリのECサイトを開きます。
- アプリのECサイトは、次の画像のように表示されます。アプリの配信先としてFireタブレットを選択します。
テストアプリは、Fireタブレットの親用プロフィールに表示されます。
子ども用プロフィールへのアプリの追加
親用プロフィールアカウントでアプリを使用できるようになったら、そのアプリを子ども用アカウントに追加する必要があります。手順は以下のとおりです。
- Amazon Kidsアプリを開きます。
- [Household] に子ども用プロフィールの一覧が表示されます。子ども用プロフィールの横にある歯車アイコンをタップして、設定画面に移動します。
- [Add Content]、[Share Content] の順に選択します。
- [Games & Apps] をタップし、目的のアプリを探して選択します。
- [Done] をタップします。
アプリ内課金の有効化
次に、子ども用アカウントのアプリ内課金を有効にする必要があります。子どもの設定画面で、[Enable In-App Purchasing] オプションをオンにします。
このオプションが無効の場合、子ども用プロフィールで非消費型アイテムおよび消費型アイテムを購入しようとすると、次の画像のように「feature is blocked」というメッセージが表示されます。
戻る矢印を押して、子ども用プロフィールの一覧に戻ります。子ども用プロフィールをタップして、子ども向けエクスペリエンスを起動します。
子ども用プロフィールからの購入
子ども向けエクスペリエンスを起動したら、テストアプリを探し、アイコンをタップしてダウンロードします。アプリをダウンロードして開くと、非消費型アイテムと消費型アイテムのどちらの購入もテストできます。
非消費型アイテムまたは消費型アイテムの購入保留をテストするには、次の手順を実行します。
非消費型アイテムの購入保留をテストする方法
-
テストアプリから購入する非消費型アイテムを選択します。次のようなダイアログが表示されます。
-
購入保留フローを開始するには、[Request Purchase] をクリックします。これにより、保留のステータスがアプリに送信されます。アプリに状態管理を実装する必要はありません。また、AmazonのIAP APIによって処理されるため、重複するリクエストの処理も気にする必要はありません。
このダイアログでは、[Grown ups, purchase on device] をクリックして、通常のアプリ内課金フローを開始することもできます。この場合、親がデバイスでパスワードを入力すると、購入は即座に完了します。
-
リクエストが作成されたら、parents.amazon.comのペアレントダッシュボードにアクセスしてリクエストを確認します。Amazon Householdの親アカウントでログインしてください。リクエストを知らせるEメールも届きます。
- [You have notifications] をクリックします。
-
子ども用プロフィールの下にある [Store] をクリックして、ストアのリクエストページを開き、リクエストを確認します。このページでは、消費型アイテムと非消費型アイテムのリクエストすべてを確認できます。
-
[Review request] をクリックして、リクエストの詳細を表示します。
-
リクエストの詳細画面で、[Buy Now] を選択してリクエストを承認するか、[Decline] を選択して却下します。
[Buy Now] を選択すると、非消費型アイテムが子ども用プロフィールに追加されます。親の承認メッセージを含む次のようなプッシュ通知が、子ども用プロフィールのあるFireタブレットに送信されます。
注: この通知は、開発者向けリアルタイム通知(RTN)とは異なります。RTNは、アプリが購入レシートの通知を受け取ってユーザーにコンテンツを配信するためのgetPurchaseUpdates()
を補完します。
通知をタップしてアプリを起動し、getPurchaseUpdates()
フローを開始します。新しい非消費型アイテムがアプリに表示されます。
ヒント: クライアント側でキャッシュしています。レシートがすぐに表示されない場合は、最大20分待ってからonResume()
の呼び出しを再試行してください。
[Decline] を選択した場合、非消費型アイテムは子ども用プロフィールに追加されません。アプリ内課金が承認されていないというメッセージを含む次のようなプッシュ通知が子どもに届きます。
getPurchaseUpdates()
レスポンスは更新されず、子どもは再び非消費型アイテムをリクエストできます。
消費型アイテムの購入保留をテストする方法
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テストアプリから購入する消費型アイテムを選択します。次のようなダイアログが表示されます。
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購入保留フローを開始するには、[Request Purchase] をクリックします。これにより、保留のステータスがアプリに送信されます。アプリに状態管理を実装する必要はありません。また、AmazonのIAP APIによって処理されるため、重複するリクエストの処理も気にする必要はありません。
このダイアログでは、[Grown ups, purchase on device] をクリックして、通常のアプリ内課金フローを開始することもできます。この場合、親がデバイスでパスワードを入力すると、購入は即座に完了します。
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リクエストが作成されたら、parents.amazon.comのペアレントダッシュボードにアクセスしてリクエストを確認します。Amazon Householdの親アカウントでログインしてください。リクエストを知らせるEメールも届きます。
- [You have notifications] をクリックします。
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子ども用プロフィールの下にある [Store] をクリックして、ストアのリクエストページを開き、リクエストを確認します。このページでは、消費型アイテムと非消費型アイテムのリクエストすべてを確認できます。
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[Review request] をクリックして、リクエストの詳細を表示します。
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リクエストの詳細画面で、[Buy Now] を選択してリクエストを承認するか、[Decline] を選択して却下します。
[Buy Now] を選択すると、消費型アイテムが子ども用プロフィールに追加されます。親の承認メッセージを含む次のようなプッシュ通知が、子ども用プロフィールのあるFireタブレットに送信されます。
注: この通知は、開発者向けリアルタイム通知(RTN)とは異なります。RTNは、アプリが購入レシートの通知を受け取ってユーザーにコンテンツを配信するためのgetPurchaseUpdates()
を補完します。
通知をタップしてアプリを起動し、getPurchaseUpdates()
フローを開始します。新しい非消費型アイテムがアプリに表示されます。
ヒント: クライアント側でキャッシュしています。レシートがすぐに表示されない場合は、最大20分待ってからonResume()
の呼び出しを再試行してください。
[Decline] を選択した場合、消費型アイテムは子ども用プロフィールに追加されません。アプリ内課金が承認されていないというメッセージを含む次のようなプッシュ通知が子どもに届きます。
getPurchaseUpdates()
レスポンスは更新されず、子どもは再び消費型アイテムをリクエストできます。
Last updated: 2024年5月22日