ウェブアプリのコントローラー対応
Amazon Fire TVは、Amazon Fire TVリモコンやAmazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)だけでなく、Bluetooth HIDゲームパッドプロファイルをサポートするほかのゲームコントローラーからのユーザー入力にも対応しています。このようなコントローラーを使うことで、アプリ内を移動したり、アイテムを選択したりできるようになります。
- Amazon Fire TVリモコンからの入力の使用
- Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)からの入力を使用
- [再生/一時停止] メディアボタン
- [戻る] ボタン
Amazon Fire TVリモコンからの入力の使用
ほとんどのAmazon Fire TVリモコンには次のボタンがあります。一部のFire TVリモコンには [マイク] ボタンまたは [音声認識] ボタンが付属していません。
一部のリモコンには、音量ボタン、電源ボタン、Netflix、Amazonプライムといったアプリのボタンが追加されています。ただし、これらのボタンはサードパーティ製アプリのイベントにはマッピングできません。
ユーザーがリモコンを使用してウェブアプリを操作できるようにするには、ユーザーがいずれかのキーを押したときのキーイベントをキャプチャする必要があります。キーを押す操作のほとんどは、ブラウザでの標準のキーボードイベントとしてキャプチャできます。
キーコードのマッピングについては、次の表を参照してください。[ホーム]、[メニュー]、[音声検索] ボタンはキャプチャできません。
Amazon Fire TVリモコンのボタン | キーコード | 標準的な動作 |
---|---|---|
選択(D-Padの [選択]) | 13 | 現在フォーカスが置かれているユーザーインターフェイスアイテムを選択します。 |
上(D-Pad) | 38 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスを上方向に移動します。 |
下(D-Pad) | 40 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスを下方向に移動します。 |
左(D-Pad) | 37 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスを左方向に移動します。 |
右(D-Pad) | 39 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスを右方向に移動します。 |
再生/一時停止 | 179 | メディアの再生を制御します。再生と一時停止は、相互に切り替わります。 |
早戻し | 227 | 再生中のメディアコンテキストを早戻しします。 |
早送り | 228 | 再生中のメディアコンテキストを早送りします。 |
戻る | 4 | 履歴スタックを遡って移動するか、履歴スタックが空の場合はホーム画面に戻ります。 |
これらのキーイベントは、フォーカスされているアプリにのみ送信されます。
Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)からの入力を使用
Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)に対応するアプリの開発は簡単です。
- Amazon WebViewは、W3C標準ゲームパッドAPIをサポートしています。
- Amazon Fire TVゲームコントローラーのボタンは、標準ゲームパッド形式にマッピングされます。
- Amazon Fire TVゲームコントローラーにおけるゲームパッドAPIの使用では、[戻る] ボタンは標準コントローラーの [選択] に相当し、[メニュー] ボタンは[スタート] に相当します。ゲームパッドAPIを使用しない場合、これらのボタンは [戻る] ボタンおよび [メニュー] ボタンとして動作します。
標準ゲームパッドAPI対応アプリの開発の詳細については、Jumping the Hurdles with the Gamepad API(英語のみ)を参照してください。
ゲームパッドAPIを使用しないことを選択した場合、Amazon Fire TVゲームコントローラーのボタンは、通常、Amazon Fire TVリモコンの同じ機能にマッピングされます(Bボタン以外)。
Amazon Fire TV(第2世代)ゲームコントローラーには次のボタンがあります。
Amazon Fire TV(第1世代)ゲームコントローラーには次のボタンがあります。
キーのマッピングを次の表に示します。
Amazonゲームパッドコントローラーボタン | キーコード | 標準的な動作 |
---|---|---|
上(D-Pad/ジョイスティック) | 38 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスが上方向に移動します。 |
下(D-Pad/ジョイスティック) | 40 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスが下方向に移動します。 |
左(D-Pad/ジョイスティック) | 37 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスが左方向に移動します。 |
右(D-Pad/ジョイスティック) | 39 | ユーザーインターフェイス内でフォーカスが右方向に移動します。 |
A | 13 | 現在フォーカスが置かれているユーザーインターフェイスアイテムが選択されます。 |
B | 8 | なし |
X | 13 | 現在フォーカスが置かれているユーザーインターフェイスアイテムが選択されます。 |
Y | 13 | 現在フォーカスが置かれているユーザーインターフェイスアイテムが選択されます。 |
戻る | 4 | 履歴スタックを遡って移動するか、履歴スタックが空の場合はホーム画面に戻ります。 |
[再生/一時停止] メディアボタン
Amazon Fire TV用として申請されるメディアアプリでは、メディアの [再生/一時停止] キーイベントを処理してメディアの再生を制御できることが必要です。ゲームアプリでは、メディアの [再生/一時停止] キーイベントを処理してゲームを再生または一時停止できることも必要です。[再生/一時停止] ボタンのキーコードは179です。
[戻る] ボタン
ユーザーがFire TVのウェブアプリで [戻る] ボタンを押すと、ウェブアプリはKeyEvent
クラスから標準のAndroidキーイベントを受信します。Fire TVリモコンのキーイベントをキャプチャする方法の詳細については、リモコン入力を参照してください。Amazon Fire TVゲームコントローラー(日本では現在お取り扱いできません)のキーイベントをキャプチャする方法の詳細については、ゲームコントローラー入力を参照してください。
Last updated: 2023年8月30日